

食品において制御の対象となる有害微生物には、サルモネラ属菌、黄色ブドウ球菌、病原大腸菌、腸炎ビブリオ、ノロウィルス、バチルス属菌、桿菌であるシュードモナスなどがある。
食品における有害微生物制御の基本原則は、以下の通りである。
①有害微生物を食品に付着させない。
②食品中に存在する微生物を殺菌する。
③食品中に存在する微生物を増殖させない。
④食品中に存在する微生物を活動させない。
上記の基本原則を守るためには、製造環境中の菌数を減らす、食品の加熱・低温処理、pH調節、水分活性の低下、などがある。
<食中毒対策>有害微生物の種類と対策
細菌
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- サルモネラ
- 病原大腸菌
- 腸炎ビブリオ
- 黄色ブドウ球菌
- セレウス菌
- ボツリヌス菌
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- 加熱殺菌
- 薬剤殺菌
(アルコール、次亜塩素酸塩、オゾンなど)
- 低温処理
- 環境の菌数を減らす。
- 環境中の菌を除去する。
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- クラドスポリウム属
- ペニシリウム属
- アスペルギルス属 など
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- 防カビ剤
- 殺菌剤
- 環境の菌数を減らす。
- 環境中の菌を除去する。
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- 食中毒対策のための

※菌検査詳細 |
一般生菌数 耐熱菌数 大腸菌群 大腸菌 黄色ブドウ球菌 腸炎ビブリオカンピロバクター ウエルシュ菌 セレウス菌 病原大腸菌 腸管出血性大腸菌 エルシニアバンコマイシン耐性腸球菌(VRE) メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA) 真菌(カビ・酵母) 抗菌性物質の定性試験 サルモネラ属菌(腸チフス、パラチフスA菌を含む) 赤痢菌 コレラ菌 残留農薬検査 ノロウイルス |
《 対策項目 》
現状の把握を行う。

- 食中毒対策のための

・厨房内等の残渣は清掃して取り除く。
・整理整頓し清潔を保つ。
・ドライ環境を保つ。
《 対策項目 》
清潔を保つことで害虫や微生物の繁殖しにくい環境を作る。

- 食中毒対策のための

・手洗いの励行。アルコール除菌の習慣化。
・7Sの徹底。
・冷蔵庫内等の温度管理。
・個人衛生のチェック
・食材管理
手洗いムービーを見る
《 対策項目 》
従業員の衛生レベルを向上させる。

- 食中毒対策のための

・床面・排水系統の不良箇所改修工事
・衛生関連資材販売
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《 対策項目 》
外部からの侵入を防止する。

- 食中毒対策のための

《 対策項目 》
状況に応じて上記対策と併用する。
