ほとんどの昆虫の成虫には翅があり、その翅で空中を飛び、室内に侵入する。
大型の飛翔昆虫としてはガガンボ、イエバエ、クロバエなどがあり、小型の飛翔昆虫としてはユスリカ、クロバネキノコバエ、ノミバエなどが、微細な飛翔昆虫としてはアブラムシ、アザミウマ、寄生蜂などがある。これらの飛翔昆虫の多くは光に強く誘引されるが、臭いに誘引されるもの、風に乗って流れてくるものなどがある。
飛翔昆虫対策としては、虫の好む波長の光を遮断する(紫外線カットフィルム)、大型の開口部をすばやく閉める(高速シャッター、防虫カーテン)、建物の隙間を塞ぐ、室内を陽圧化する、室内に侵入した虫をすばやく捕獲する(捕虫器)、建物周りに虫を寄せ付けない(忌避剤)、などがある。室内に侵入している虫の状況を調査した上で、その虫にあった対策を立てる必要がある。
ユスリカ科(Chironomidae)
写真:ユスリカ
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ショウジョウバエ科(Drosophilidae)
写真:ショウジョウバエ
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